トランプ大統領「異例の初外遊先」選択の深層
就任から間もなく4カ月を迎えようとしているドナルド・トランプ米大統領。歴代大統領と比較すると遅いが、いよいよ5月下旬に初外遊に出発する。ホワイトハウスの5月4日の発表『Statement from the Press Secretary on President Donald J. Trump’s Upcoming Foreign Travel』によれば、5月21日にサウジアラビア、22~23日はイスラエルとパレスチナ自治区を訪れ、24日にはバチカンでフランシスコ法王と移民・難民政策や気候変動対策について議論し、ローマではイタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領と会談する予定である。そして、5月25日にベルギー・ブリュッセルで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席し、26~27日にはイタリア・シチリア島での主要7カ国(G7)首脳会議に初出席して、国際社会での本格的な外交デビューを果たすことになる。
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