「マクロン大統領」1カ月(上)「私はシャルリ」の代表として

執筆者:堀茂樹 2017年6月9日
タグ: マクロン
エリア: ヨーロッパ
2015年1月、パリ・ノートルダム寺院前で「私はシャルリ」のプラカードを持つ人々。彼らがマクロン大統領を支持した (c)AFP=時事

 

 G7シチリア・サミットで華々しく外交デビューを果たしたフランスの若き大統領エマニュエル・マクロン(39)。組閣では閣僚22名中半数を女性から起用するなど独自色も演出するが、重要閣僚は社会党や共和党など超党派で臨まねばならないという政権基盤の危うさもある。

 5月14日の就任からほぼ1カ月が経過した。今後の政権運営を占うフランス国民議会選挙は、6月11日の第1回目に続けて18日に、大統領選と同じく決選投票を迎える。マクロン大統領の独自与党「共和国前進」がどこまで議席を獲得できるのか。あるいは連立を組むとみられる社会党が議席を大幅に減らし、連立でも過半数を確保できないとなれば政権運営はさらに厳しい状況となる。

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執筆者プロフィール
堀茂樹 1952年、滋賀県生まれ。慶應義塾大学名誉教授。早稲田大学教育学部、慶應義塾大学文学研究科修士課程を経て、フランス政府給費留学生としてソルボンヌに学ぶ。帰国後、慶應義塾大学文学部助教授、同大学総合政策学部教授。専門の20世紀フランス思想を中心とする西洋思想史のほかに、アゴタ・クリストフ『悪童日記」などの翻訳者として知られる。主な訳書にヴォルテール『カンディード』、トッド『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』、『シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧』、著書に『今だから小沢一郎と政治の話をしよう』、『グローバリズムが世界を滅ぼす』(共著)など多数。
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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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