G7シチリア・サミットで華々しく外交デビューを果たしたフランスの若き大統領エマニュエル・マクロン(39)。組閣では閣僚22名中半数を女性から起用するなど独自色も演出するが、重要閣僚は社会党や共和党など超党派で臨まねばならないという政権基盤の危うさもある。
5月14日の就任からほぼ1カ月が経過した。今後の政権運営を占うフランス国民議会選挙は、6月11日の第1回目に続けて18日に、大統領選と同じく決選投票を迎える。マクロン大統領の独自与党「共和国前進」がどこまで議席を獲得できるのか。あるいは連立を組むとみられる社会党が議席を大幅に減らし、連立でも過半数を確保できないとなれば政権運営はさらに厳しい状況となる。
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