ハードルが高いトランプ大統領「弾劾プロセス」

執筆者:足立正彦 2017年6月15日
エリア: 北米 ヨーロッパ
宣誓したうえで証言したコミー前FBI長官(C)AFP=時事

 

 ドナルド・トランプ大統領は5月9日、ジェイムズ・コミー連邦捜査局(FBI)長官を更迭した。これがFBIによる捜査を阻止する目的だったのではないかとの憶測が広がり、2016年米国大統領選挙への介入をはじめとするトランプ政権中枢とロシアとの癒着に関する疑惑が、一挙に拡大することとなった。

 米司法省はこの疑惑に対する捜査を指揮する特別検察官に、コミー氏の前任者であったロバート・モラー元FBI長官を任命した。モラー特別検察官には必要に応じて起訴することもできる権限が付与されている。同時にFBI、米中央情報局(CIA)、米国家安全保障局(NSA)といったインテリジェンス機関はもちろん、米議会の上院情報特別委員会、下院情報特別委員会、下院司法委員会、下院監視行政改革委員会でも、トランプ政権とロシアの癒着疑惑についての調査が始まっている。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
足立正彦 米州住友商事ワシントン事務所 シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から現職。
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