
敬意をもって敗者を讃えた勝者スピースと相棒(キャディ)のグレラー(今年3月の「デルテクノロジーズ・マッチプレー」にて、筆者撮影)
イングランドの北西に位置する名門リンクスコース「ロイヤル・バークデール」で開催された今年の世界4大メジャー3戦目「全英オープン」の面白さは格別だった。その後味がとても甘美に感じられるのは、ジョーダン・スピース(24)とマット・クーチャー(39)という2人の米国人選手の優勝争いに、最小スコアを競い合う以上の「何か」があったからではないだろうか。

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