ドナルド・トランプ大統領はミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対する強硬発言を続けており、8月8日には、世界がかつて目にしたことのないような「炎と怒り(fire and fury)」に直面することになると同国に強く警告した。これに対して北朝鮮が、8月中旬までに中距離弾道ミサイル4発を、米領グアム島周辺に向けて発射する計画を策定すると明らかにした。これを受け、トランプ大統領は「炎と怒り」発言では厳しさが足りなかったとの認識を新たに示すなど、米朝間のレトリックはその激しさをさらに増しつつある。直後に北朝鮮は「米国の出方を見守る」とやや緊張緩和と受け取れるかのような対応も見せているが、いずれにしろ、現在、国際社会の関心は米朝関係の行方に注がれている。
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