【前回までのあらすじ】
執務室でつかの間のティータイムを過ごす門馬・内閣危機管理官と、後輩の滝沢・内閣情報官。彼らの眼前には、状況をリアルタイムで映す3つのディスプレイと、2台のテレビがあった。テレビには巡視船「うおつり」乗っ取り事件に関する特別番組が流されている。犯行グループの「愛国義勇軍」は中国の反体制グループのようだが、中国はこれを利用して「センカク」に対処するのではないか。しかも、もし自衛隊が動いたら――。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン