メキシコの著名な女性ジャーナリスト、カルメン・アリステギが、エンリケ・ペニャ・ニエト大統領にとって大打撃となる汚職疑惑をスクープしたのは2014年のこと。
すると翌年1月から、アリステギの携帯電話などに様々な怪しいテキストメッセージが届くようになった。たとえば、在メキシコ米大使館からは、ビザに問題が見つかったためにリンク先の詳細をチェックしてほしい、というテキストメッセージが届いた。また別の日には、「前のメッセージが送信できませんでした」というメッセージが来たり、行方不明の子供を探してほしいというメール、アリステギの誘拐計画があると知らせるメールなど、いろいろなメッセージが送られてきた。
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