MRIC通信 (5)

ハンガリーの「元移民」から見た「ドイツ総選挙」の影響

執筆者:医療ガバナンス学会 2017年9月26日
エリア: ヨーロッパ
4選は決めたが……(C)AFP=時事

 

【筆者:吉田いづみ・Semmelweis(センメルワイス)大学医学部生】

 私はハンガリーで医学を学んでいる学生だ。私が通うセンメルワイス大学にはハンガリー語、英語、そしてドイツ語コースがある。ドイツ語コースがあるため、多くのドイツ人が在籍している。そして先日、ドイツで総選挙が行われた(9月24日投開票)。結果はメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が全体の33.0%の票を得て第1党となり、アンゲラ・メルケル首相の4選が決まった。

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執筆者プロフィール
医療ガバナンス学会(いりょうがばなんすがっかい) 広く一般市民を対象として、医療と社会の間に生じる諸問題をガバナンスという視点から解決し、市民の医療生活の向上に寄与するとともに、啓発活動を行っていくことを目的として設立された「特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所」が主催する研究会が「医療ガバナンス学会」である。元東京大学医科学研究所特任教授の上昌広氏が理事長を務め、医療関係者など約5万人が購読するメールマガジン「MRIC(医療ガバナンス学会)」も発行する。「MRICの部屋」では、このメルマガで配信された記事も転載する。
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