トランプ政権「閣僚・重要ポスト人名録」 (19)

ジョン・ハンツマン Jr.駐ロ大使

 

30. ジョン・ハンツマン Jr.駐ロシア大使(57)

 有力シンクタンクである「アトランティック・カウンシル」(大西洋評議会)の会長を2014年から務めていたが、ドナルド・トランプ大統領により次期駐ロシア米国大使に指名され、上院外交委員会での指名承認公聴会での承認を経て、9月28日に上院本会議で同指名が正式に承認。10月3日にウラジミール・プーチン大統領に対して信任状を奉呈し、駐ロシア米国大使として正式就任した(駐ロシア米国大使館の公式サイト参照)。

熱心なモルモン教徒でもある(在ロ米大使館HPより、以下同)

 ロシアは、ウクライナの親ロシア派の分離主義者を支援するとともに、シリア情勢にもアサド体制を支えつつ関与し、最近では、核・ミサイル開発を積極的に推進している北朝鮮を支援する動きを見せており、主要外交案件で米国とロシアはそれぞれの国益を巡り対立を先鋭化しつつある。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top