
テレビ番組のロングインタビューに答えるマクロン大統領 (C)AFP=時事
10月15日、日曜日の午後8時というゴールデンタイムに、エマニュエル・マクロン大統領の1時間15分におよぶインタビューが、仏民放テレビ局『TF1』で放送された。
長時間のインタビュー番組は、フランス大統領の必須アイテムだ。前任のフランソワ・オランドやニコラ・サルコジがはじめて行ったのは就任から2週間後である。ところが、マクロンのインタビューは、就任5カ月目になってようやくであった。
歴代とは違うこうした姿勢には、人気取りをする必要はない、いや、むしろ政策を進めるにはメディアと(ひょっとすると国民と)距離を取った方がいいというマクロンのスタンスが表れている。

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