【ワシントン発】12月12日に投開票が行われたアラバマ州選出上院議員補欠選挙は、ダグ・ジョーンズ民主党候補が共和党候補のロイ・ムーア元アラバマ州最高裁判所長官を僅差で振り切って当選した。同州選出上院議員選挙での民主党候補の勝利は、1992年以来実に四半世紀振りとなった。ムーア氏は軍人票などの集計を見守る必要があるとして敗北宣言を拒否しており、さらに選挙に不正があったとの主張まで展開し、敗北を認めていない。恐らく、圧倒的に共和党の支持が強固な「レッドステート」であるアラバマ州での敗北という現実を受け入れたくないのであろう。
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