風の向こう側
(14)
「プロゴルファー」である前に

難病を告白しつつ第一線で戦い続けるホフマン(契約メーカー『Titleist』HPより)
いきなり私事で恐縮だが、12月になると、亡き父のことが、いつも以上に思い出される。若いころからスポーツが大好きでとても元気な父だったが、2007年の夏、「脊髄小脳変性症」という難病に侵されていることがわかり、症状は日に日に悪化。診断からわずか2年半後の2009年12月に、父はこの世を去った。
それからというもの、ニュースを見るときも、米ゴルフ界で取材をするときも、何をするときも、私は「難病」という2文字にすぐに目が行くようになった。

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