「南北対話」は「オリーブの枝」か(4)ブレが大きいトランプ大統領の「対北姿勢」

執筆者:平井久志 2018年1月12日
エリア: 北米 朝鮮半島
トランプ大統領(左)は強硬な態度を崩さないのか、対話への道を開くのか(右はマティス国防長官)(C)EPA=時事

 

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が「新年の辞」で見せた、米国に拳を振り上げ、韓国に握手の手を差し伸べるという姿勢は、米韓関係を離反させるための戦術であろう。北朝鮮は韓国に対して、同胞であるわれわれと手を組むのか、米国と手を組むのかはっきりしろと韓国を揺さぶると同時に、米韓同盟にくさびを打ち込み、離反を誘導していると見られる。

 金党委員長の「新年の辞」に対する米国の反応はどうだっただろうか。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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