イスラエルの元ハッカーが警告する日本の「サイバー危機」

最新のサイバー攻撃事情について語った、イスラエルの元ハッカー、オリー・セゲル氏(筆者提供)

 

「私たちは誰からも『ここが首都である』と言ってもらう必要はない。聖書を読めば、過去8000年の間、ここがずっと首都だからだ」

 最近筆者は、イスラエル最大の都市エルサレムのニル・バルカット市長を取材した。将来の首相候補との呼び名も高いバルカット氏は、2017年12月にドナルド・トランプ米大統領が、米国大使館を現在のテルアビブからエルサレムに移転すると発表したことについて、そう話した。

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執筆者プロフィール
山田敏弘(やまだとしひろ) 国際情勢アナリスト、国際ジャーナリスト、日本大学客員研究員。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版、MIT(マサチューセッツ工科大学)フルブライトフェローを経てフリーに。著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)、『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文藝春秋)、『CIAスパイ養成官』(新潮社)、『サイバー戦争の今』(KKベストセラーズ)、『世界のスパイから喰いモノにされる日本』(講談社)、『死体格差 異状死17万人の衝撃』(新潮社)、『プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争』(文春新書)。公式YouTube「山田敏弘 SPYチャンネル」 (https://www.youtube.com/channel/UCVITNlkbLneMV-C9FxzMmEA)も更新中
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