マネーの魔術史
マネーの魔術史(46)

スターリンは、4000万人のソ連国民を殺した

(C)AFP=時事

 

 1937年から、ヨシフ・スターリンによる大粛清が荒れ狂った。

 反対派は「見せしめ裁判」と呼ばれる公開裁判(「モスクワ裁判」)において、「反革命活動」を「自供」させられたうえで、処刑された。ニコライ・ブハーリン、グリゴリー・ジノヴィエフ、レフ・カーメネフなど、かつてレフ・トロツキーと敵対した中央委員会の多数派もその中に含まれていた。

 1937年から1938年までに、134万人以上が即決裁判で有罪にされ、68万人以上が死刑判決を受けた。そして、63万人以上が強制収容所に送られた。旧指導層は、ごく一部を除いて絶滅した。1934年の第17回党大会における1966人の代議員中1108人が逮捕され、その大半が銃殺刑となった。中央委員会メンバー139人のうち、110人が処刑されるか、自殺に追い込まれた。赤軍の5人の元帥のうち3人、そして最高軍事会議のメンバー80人のうち75人が、粛清された(「ウイキペディア」による)。

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執筆者プロフィール
野口悠紀雄 1940年東京生まれ。東京大学工学部卒業後、大蔵省入省。1972年エール大学Ph.D.(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授などを経て、現在、早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論。1992年に『バブルの経済学』(日本経済新聞社)で吉野作造賞。ミリオンセラーとなった『「超」整理法』(中公新書)ほか『戦後日本経済史』(新潮社)、『数字は武器になる』(同)、『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞社)など著書多数。公式ホームページ『野口悠紀雄Online』【http://www.noguchi.co.jp
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