トランプ政権「閣僚・重要ポスト人名録」
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マイク・ポンペオ国務長官
35.マイク・ポンペオ国務長官(54)
ドナルド・トランプ大統領との関係悪化が指摘され、数カ月前から辞任が憶測され続けていたレックス・ティラーソン国務長官(当時)が2018年3月13日に更迭され、同日、中央情報局(CIA)長官から後任の国務長官に指名された。そして指名承認に関する上院本会議での採決が4月26日に行われ、賛成多数で承認された(賛成は57票だったのに対し、反対が42票にも達した。欠席が1票)。
1977年1月に発足したカーター政権以降の歴代国務長官は、上院本会議での指名承認採決で85票以上の賛成票を獲得している。しかし、トランプ政権で最初に国務長官に就任したティラーソン氏は賛成票を56票しか得られず、ポンペオ氏も57票となり、トランプ政権の2人の国務長官とも、近年米国史の中でも極めて賛成票が少ない点で共通している。こうした激しい党派対立の中で、第70代国務長官が誕生した。
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