マネーの魔術史
マネーの魔術史(50)

第2次世界大戦における戦費の総額はどの程度だったか?

執筆者:野口悠紀雄 2018年5月10日
エリア: 日本
(C)AFP=時事

 

 第2次世界大戦は、国家の総力を挙げた戦いだった。

 それまでの大戦争も、軍事的な戦略だけではなく、その背後にある国家の経済力の戦いであった。このことが、第2次世界大戦の時ほどはっきりと表れたことはない。

 日本は無謀な総力戦に挑み、そして破れ去ったのである。

 では、戦費は、具体的にどの程度の規模であったか? そしてそれは、どのようにして賄われたのか?

 これに関しては、戦後に大蔵省が編纂した『昭和財政史』に資料がある。

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執筆者プロフィール
野口悠紀雄 1940年東京生まれ。東京大学工学部卒業後、大蔵省入省。1972年エール大学Ph.D.(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授などを経て、現在、早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論。1992年に『バブルの経済学』(日本経済新聞社)で吉野作造賞。ミリオンセラーとなった『「超」整理法』(中公新書)ほか『戦後日本経済史』(新潮社)、『数字は武器になる』(同)、『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞社)など著書多数。公式ホームページ『野口悠紀雄Online』【http://www.noguchi.co.jp
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