「記者暗殺はウソ」究極の「官製偽情報」を流したウクライナの焦り

暗殺発表の翌日、記者会見に登場した「フェイクニュース」の主人公、ジャーナリストのバブチェンコ氏 (C)AFP=時事
ウクライナ治安当局が反プーチンのロシア人ジャーナリスト、アルカディ・バブチェンコ氏がキエフで暗殺されたと発表し、翌日一転して暗殺阻止のための芝居だったと訂正したことは、前代未聞の「官製フェイクニュース(偽情報)」となった。ウクライナの対応は各方面から批判されており、バランスシートはマイナスだろう。ロシアに押され気味の現状への焦りがうかがえるが、両国の水面下の情報戦の激しさを見せつけた。この問題が、東部での戦闘再燃につながる可能性もある。

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