巨人軍は常に紳士たれ――。これはプロ野球読売ジャイアンツの創立者であり、初代オーナー・正力松太郎氏の遺訓だ。しかし今、その巨人は規律が大きく乱れている。
7月17日、巨人は老川祥一オーナーの辞任を発表。不祥事続出に歯止めがかからない事態の責任を取る形で、自ら身を引いた。石井一夫球団社長と鹿取義隆GMら幹部4人にも報酬の自主返納などの処分が課せられるなど、高まる批判に対して、球団側は一応のケジメをつけたかったようだ。しかし、これだけでは残念ながら抜本的な問題解決に何1つ結び付きそうもない。
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