【ブックハンティング】「イスラム過激派」「極右」衝突でも「共鳴」する理由
イスラム主義やイスラム過激派と、右翼ポピュリズムやナショナリズムは、欧州社会で厳しく対立する存在でありながら、分断社会を希求する点で極めて似通った将来像を描いている――。2018年6月21日付本欄「『欧州ポピュリズム』と『イスラム過激派』が重なる『分断』というキーワード」で、私はそう報告した。これは、南仏ニースを訪ねてイスラム過激派テロの現場を歩き、欧州各国の右翼政党の集会を取材したうえでの私的な感想だったが、同じような認識は次第に、専門家の間でも広がりつつあるようだ。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン