「ポンペオ訪朝中止」の裏事情(中)決定打となった「秘密書簡」

執筆者:平井久志 2018年8月31日
エリア: 北米 アジア
米国を批判する「秘密書簡」を送りつけた、金英哲党統一戦線部長 (C)AFP=時事

 

 米『ワシントン・ポスト』は8月27日、ドナルド・トランプ米大統領がマイク・ポンペオ米国務長官の訪朝を中止したのは、発表直前に北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党統一戦線部長(党副委員長)がポンペオ長官に送った「秘密書簡」が原因だったと報じた。

 同紙によれば、ポンペオ長官は8月24日午前に金英哲部長からこの秘密書簡を受け取り、すぐにホワイトハウスに向かい、トランプ大統領に見せた。この手紙で、トランプ大統領とポンペオ長官は「今回の訪朝は成功しないだろう」という確信を持ったという。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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