「ポピュリズム」躍進で「高福祉国家」が揺らぐスウェーデン総選挙

執筆者:花田吉隆 2018年9月12日
エリア: ヨーロッパ
総選挙で躍進し、キャスティングボートを握った極右政党・スウェーデン民主党のオーケソン党首 (C)EPA=時事

 

 9月9日、スウェーデンで総選挙が行われ、極右政党「スウェーデン民主党」が躍進。いずれも過半数に達しなかった中道左派の「社会民主労働党」と、中道右派の「穏健党」を交えた連立交渉がこれから行われるが、その帰趨が注目される。

 10日現在、開票率は99%で、第1党の社会民主労働党が28.4%、穏健党が19.8%、スウェーデン民主党が3位につけ17.6%となった。この夏にはスウェーデン民主党が急速に支持を伸ばし、一時、第1党の社会民主労働党と支持率24%あたりで拮抗した。スウェーデン民主党はそのまま選挙で勝利するかとも見られたが、ここにきて支持率を下げ、結果的には20%を下回った。それでも、同党は前回選挙で議席を倍増させたのに続き、今回も、前回の12.9%から5ポイントも得票を伸ばす躍進ぶりを見せた。

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執筆者プロフィール
花田吉隆 元防衛大学校教授。1977年東京大学法学部卒業。同年外務省入省。在スイス大使館公使、在フランクフルト総領事、在東ティモール特命全権大使、防衛大学校教授などを歴任。
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