「大遅刻」「決議違反」安保理サミット「トランプ議長」の空回り

執筆者:鈴木一人 2018年10月2日
安保理サミット議長でありながら、途中退席するトランプ大統領  (C)EPA=時事

 

 国連のハイレベルウィークは、各国の首脳が一堂に会する機会であり、しばしば安全保障理事会メンバー国の首脳が特別会合を開催し、その時々の最重要課題を議論することがある。この会合を安保理サミットと呼ぶ。

 1992年の史上初の安保理サミットは、9月のハイレベルウィークではなく、ソ連が崩壊した直後の1月に開催された。冷戦期に停滞していた国連の国際平和に対する役割の拡大が期待され、この安保理サミットで当時の事務総長であるブートロス=ガリにPKO(国連平和維持活動)改革を進めることを要請した。それが後に包括的改革案の報告書『平和への課題(Agenda for Peace)』となった。

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執筆者プロフィール
鈴木一人 すずき・かずと 北海道大学大学院法学研究科教授。1970年生まれ。1995年立命館大学修士課程修了、2000年英国サセックス大学院博士課程修了。筑波大学助教授を経て、2008年より現職。2013年12月から2015年7月まで国連安保理イラン制裁専門家パネルメンバーとして勤務。著書にPolicy Logics and Institutions of European Space Collaboration (Ashgate)、『宇宙開発と国際政治』(岩波書店、2012年サントリー学芸賞)、『EUの規制力』(日本経済評論社、共編)、『技術・環境・エネルギーの連動リスク』(岩波書店、編者)などがある。
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