岩瀬昇のエネルギー通信
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「アフリカのカタール」モザンビークLNG事業に横やり入れる「シェル」の思惑

美しい自然とともに、有数の資源の国としても知られるモザンビーク。この沖合でLNG事業が進む
三井物産も関与しているモザンビークのLNG(液化天然ガス)事業を巡って、横から「ロイヤル・ダッチ・シェル」(以下シェル)が文句を言っている、という『フィナンシャル・タイムズ』(以下FT)の記事を読みながら、詳細不明なところもあるが、これは「サウジアラムコ」がIPO(株式公開)を行った以降、いわゆる「余剰生産能力」を保持し続けることを株主が許容するかどうか、ということと本質的に同根の問題だな、と考えていた。

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