「アフリカのカタール」モザンビークLNG事業に横やり入れる「シェル」の思惑

執筆者:岩瀬昇 2018年11月19日
エリア: 北米 アフリカ
美しい自然とともに、有数の資源の国としても知られるモザンビーク。この沖合でLNG事業が進む

 

 三井物産も関与しているモザンビークのLNG(液化天然ガス)事業を巡って、横から「ロイヤル・ダッチ・シェル」(以下シェル)が文句を言っている、という『フィナンシャル・タイムズ』(以下FT)の記事を読みながら、詳細不明なところもあるが、これは「サウジアラムコ」がIPO(株式公開)を行った以降、いわゆる「余剰生産能力」を保持し続けることを株主が許容するかどうか、ということと本質的に同根の問題だな、と考えていた。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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