「エネルギー移行(energy transition)」が議論されるようになって数年が経つ。
日本エネルギー経済研究所の小山堅常務理事は、2014年末の原油価格大暴落が始まる直前のレポート(「油価低下、ウクライナ危機、Energy Transition等を巡る議論」『IEEJ』2014年11月号所収)の中で、2014年秋に欧州で議論されているEnergy Transitionとは「現行のエネルギー供給体制から、再生可能エネルギー(以下、再生エネルギー)の拡大等を通しての低炭素でエネルギー安全保障面でも強靭なエネルギー供給構造への移行」だとしている。
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