風の向こう側 (40)

続「リッキー・ファウラー」と少年の「友情物語」

執筆者:舩越園子 2019年2月5日
カテゴリ: スポーツ
エリア: 北米 アジア
悲願の初制覇を天国のグリフィンくんも大喜びしているに違いない(C)AFP=時事

 

 米アリゾナ州で開催された「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」(1月31~2月3日)で、2016年の松山英樹(26)との激闘をはじめ何度も惜敗してきたリッキー・ファウラー(30)が、ついに初制覇した。米PGAツアーはいまその話題でもちきりだが、今回ご紹介するのは、その前週の話。

 米カリフォルニア州サンディエゴ郊外の「トーリー・パインズGC」で開催された「ファーマーズ・インシュランス・オープン」(1月24~27日)開幕前、ファウラーが幼い少年と一緒にいる場面を目にしたツアー仲間や関係者たちが、「リッキーに新しい親友ができた」と言いながら、うれしそうに微笑んでいたという話を耳にした。

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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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