習近平「軍民融合」戦略で見える「ファーウェイ」の先行き(下)
中国の通信機器最大手「華為技術」(以下、ファーウェイ)は「5G(第5世代移動通信システム)で、その技術とコストで世界トップクラスにあるとされる。真偽はわからないが、2018年10月には、人工知能(AI)など向けの高性能半導体チップの量産を始めるとし、計算能力は米半導体大手「エヌビディア」を上回り世界一になると強調している。
しかし、ファーウェイを含め中国企業は、半導体やソフトウェア・特許(米「グーグル」の基本ソフトや米「クアルコム」の無線技術など)、半導体製造装置を米企業などに依存している。ファーウェイは半導体だけでも「クアルコム」から年18億ドル、米「インテル」から7億ドルも輸入している。このため、米企業なしではファーウェイなど中国企業の経営は難しいとの見通しも巷では多いようだ。
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