風の向こう側 (42)

米PGAツアー「賭け解禁」で沸き起こった「批判」「反論」「大激論」

執筆者:舩越園子 2019年3月13日
タグ: 日本
エリア: 北米 アジア
14日開幕の「プレーヤーズ選手権」には腰痛をおして出場するため練習ラウンドもこなし、合間にはギャラリーにサインもするジェイソン・デイ(C)EPA=時事

 

 米フロリダ州オーランドの「ベイヒル・クラブ&ロッジ」で開催された米PGAツアーの大会「アーノルド・パーマー招待」(3月7~10日)で、オーストラリア出身選手のジェイソン・デイ(31)が腰痛を理由に途中棄権(WD)したところ、「ある方面」で批判の声が上がり、ちょっとした騒動と化した。

 それは、少なくともこの二十数年間、米ゴルフ界や米PGAツアーにおいて起こるはずがなかった現象だ。

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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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