2019年3月、イスラエルのエルサレムは、晴天で日差しは強かったが、気温は10度ほどにしかならず少し肌寒かった。
筆者はその日、エルサレムから車で1時間ほど西に位置するレバディムに向かっていた。そこで、これからイスラエルが力を入れる最先端産業の研究・開発拠点を視察する予定だったからだ。
その産業とは、「医療大麻」である。
2019年1月27日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と閣僚は、閣議で医療大麻の輸出を正式に承認。イスラエルは、1993年から国内での使用を許可してきたが、このたび世界で3番目に輸出を許可する国になった。
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