風の向こう側 (43)

米17歳アマ少年の「迂回路でも常道でもない近道」という選択

執筆者:舩越園子 2019年3月28日
エリア: 北米 ヨーロッパ
2000年の「全米プロ」で同組ラウンドした「大学中退」ウッズと「大卒だけど勉強はしなかった」ニクラス(C)AFP=時事

 

 米PGAツアーの「バルスパー選手権」(3月21日~24日)に17歳のアメリカ人少年、アクシャイ・バティアくんがスポンサー推薦で出場し、話題になった。結果を先にお伝えすると、残念ながら予選落ちだったが、大人のプロたちの中で堂々としたプレーぶりを披露し、「十分、戦える」という印象を人々に与え、驚かせていた。

 ノースカロライナ州内のハイスクールに通っているバティアくんは、世界アマチュア・ランキングで8位に位置付けられるトップアマだ。

カテゴリ: スポーツ
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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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