【ワシントン発】 2016年大統領選挙へのロシア政府の介入を巡りトランプ陣営との間に共謀があったか否か、いわゆる「ロシアゲート疑惑」について2017年5月以来1年10カ月に及び捜査を行ってきたロバート・モラー特別検察官の約400ページの捜査報告書が、機密情報などは黒塗りにされたまま、4月18日に公表された。
報告書では、ロシア政府とトランプ陣営との間で共謀は証明できなかったとの判断を下す一方、ドナルド・トランプ大統領による司法妨害の可能性については、ジェイムズ・コミー連邦捜査局(FBI)長官の更迭をはじめとして、少なくとも10件の事例を挙げつつもその判断を避けたかたちとなっている。

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