【短期集中連載】日韓「亀裂」の行方(5・了)東アジア安保を根底から揺るがす「日韓破綻」
すでに問題は日韓の貿易規制強化のレベルではなく、日韓の対決の分野が歴史問題から通商問題に波及し、それが日中韓自由貿易協定、日中韓やインド、東南アジア諸国連合(ASEAN)など16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)など、日韓を含めた地域の経済連携に向けた協議にも影響を与え始めている。北京で8月3日に東アジア地域包括的経済連携(RCEP)閣僚会合が開かれたが、ここでも日韓が対立した。RCEPは年内妥結を目指しているが、日韓の対立で先行きが不透明になっている。日韓関係悪化の底が見えない状況だ。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン