ロシアの首都モスクワでは毎週土曜日に反政府勢力の抗議デモが開かれており、8月10日は主催者発表で6万人(内務省の発表は2万人)が参加、「ロシアに自由を」「プーチンなきロシアを」などと叫び、夜まで続いた。ウラジーミル・プーチン大統領の3選前の2011~12年に起きた10万人デモ以来の反プーチン運動に発展した。
政権側は毎回、数百人から1000人以上を拘束し、一部の指導者に禁錮刑を科すなど徹底弾圧の構えだ。参加者の大半は若者であり、今後のロシア政治を占うキーワードは「怒れる若者たち」になりそうだ。
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