
「再稼働」した原発も続々と休止に追い込まれる(鹿児島県薩摩川内市の九電「川内原発」1号機。来年3月に休止予定だ)(C)時事
未曾有の大惨事となった東京電力「福島第1原子力発電所(フクイチ)」事故以降の8年間で、世界の電力ビジネスは激変した。巨額の安全対策費を求められるようになった原発は採算性がネックとなって衰退し、地球温暖化の元凶とされる二酸化炭素(CO2)を多く排出する石炭火力発電所への風当たりも厳しさを増す。
一方、太陽光や風力など再生可能エネルギー(再エネ)による発電の劇的なコストダウンが進み、「2050年には『電気代0円時代』が到来する」との予測が取り沙汰されている。

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