フランスでは昨年12月5日に始まった国鉄(SNCF)労働組合を中心とする交通ストが長期化し、社会不安と政局の動揺を煽っている。
これまで政府は断固として労組の抵抗に対抗してきたが、1月11日、エマニュエル・マクロン政権のエドゥアール・フィリップ首相が、スト拡大の最大の原因となっている年金支給年齢の延期案を一時的に見合わせる旨を発表した。
しかし同夜、フランス国営テレビ番組で、フィリップ首相は、
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