
「最高得票数」でも得票率は……(C)EPA=時事
台湾の総統選・立法委員選挙が1月11日に終了した。現地の新聞各紙には「蔡英文、史上最高の817万票」「中国の一国二制度にノー」といった見出しが躍ったが、2週間余りを経て報道も一巡したところで改めて選挙結果を子細に分析してみると、必ずしもそれほど単純な構図ではないことに気づく。
では実際に何が起きたのか。今後どうなるのか。深読みを試みてみた。
今回の選挙について、見落とされがちな事実をいくつか指摘したい。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン