驚異的発展「中国・大湾区」現地踏査レポート(4・了)

執筆者:鈴木崇弘 2020年2月16日
昨年11月、上海で林鄭月娥香港行政長官(左)と握手する中国の習近平国家主席。「1国2制度3関税」はうまくいくのか (C)AFP=時事

 

 今回の「大湾区」の現地で感じたのは、中国経済の成長が以前に比べて鈍化してきているといわれながらも、いまだ新しく発展し、ダイナミックに動いている地域が現実にあるということだった。

 一方で中国は、「デジタルレーニニズム」とも言われるように、AI(人工知能)やビッグデータなどの新しいテクノロジーを活用して、新たな国家や社会の運営を行おうとしている。

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執筆者プロフィール
鈴木崇弘(すずきたかひろ) 城西国際大学大学院研究科特任教授、早稲田大学総合研究機構総合政策科学研究所招聘研究員。専門は公共政策や社会システム。東京大学法学部卒。イーストウエスト・センター奨 学生としてハワイ大学等に留学。設立に関わり東京財団・研究事業部長、大阪大学特任教授・阪大FRC副機構長、設立に関わり自民党の政策研究機関「シンクタンク2005・日本」 の理事・事務局長、中央大学大学院公共政策研究科客員教授、厚生労働省総合政策参与、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)事務局長付(情報統括)、城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科教授・研究科長、沖縄科学技術大学院大学客員研究員などを経て現職。PHP総研客員研究員等も務める。主な著書は『日本に「民主主義」を起業する』(第一書林)『シチズン・リテラシー』(教育出版)等。
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