「バイデン優位」で膨らむ民主党「上院多数党奪還」の期待

執筆者:足立正彦 2020年3月14日
エリア: 北米
オバマ前大統領が直々に口説いたモンタナ州のブロック知事(公式HPより)
 

【ワシントン発】 撤退の瀬戸際にまで追い込まれていたジョー・バイデン前副大統領は、2月29日に投票が行われた南部サウスカロライナ州予備選挙での初勝利を契機として息を吹き返し、民主党大統領候補指名獲得に向けて大きく前進しつつある。

 3月3日にカリフォルニア、テキサス、ノースカロライナをはじめとして14州で一斉に予備選挙が行われた「スーパーチューズデー」で、バイデン氏は南部7州をすべて制した。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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