岩瀬昇のエネルギー通信
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米「石油備蓄増大」から日本「追加備蓄余地なし」問題を考察する
ドナルド・トランプ大統領に主義・主張、思想・信条・信念、あるいは哲学などが欠如していると筆者が見ていることは、これまで何度も表白してきたことだ。
新型コロナウイルス対策の一環として、シェール業者を支援すべく「戦略石油備蓄」(SPR)用に国産原油を買い上げる方針を打ち出した(後述する『フィナンシャル・タイムズ』=FT記事参照)と聞いて「やっぱり」と、肩を落としている。こんな大統領でも米国民は支持し続けるのだろうか、と。

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