岩瀬昇のエネルギー通信
(259)
原油先物「マイナス価格」相場「4つの疑問」の解説
筆者が「石油市場は『海図のない航海』へ漕ぎ出してしまった」との表現を初めて使ったのは、本欄『価格戦争「サウジvs.ロシア」本当の敵は「米シェール」という「仕組み」と「背景」』(2020年3月11日)でのことだった。
ロシアが「OPEC(石油輸出国機構)プラス」を崩壊させ、サウジアラビアが「価格戦争」を開始し、「NYMEX」(New York Mercantile)のWTI(West Texas Intermediate)は、一時30ドル割れを記録していたころである。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン