コロナ「インフォデミック」で「情報の真価」を見極めるために

執筆者:高井浩章 2020年5月30日
タグ: 新型コロナ
エリア: アジア
“あえて”挑戦的ななタイトルを選んだその真意は……

 

 世界を不況に追い込み、人々の生活を一変させている新型コロナウイルスのパンデミック。この感染症の脅威を増幅しているのが、情報の氾濫、「インフォデミック」だ。

 未知のウイルスの特性や感染状況、その影響などが文字通り刻一刻と更新され、ときには数日前まで「正解」だった情報が「間違い」になる。そうした本質的な不透明要因に、発信者の政治的意図や利益誘導、国家間の情報戦が入り混じり、受け手は「どの情報を信じれば良いのかわからない」という不安がかきたてられる。

カテゴリ: 医療・サイエンス
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執筆者プロフィール
高井浩章 1972年生まれ。経済記者・デスクとして20年超の経験があり、金融市場や国際ニュースなどお堅い分野が専門だが、実は自宅の本棚14本の約半分をマンガが占める。インプレス・ミシマ社の共同レーベル「しごとのわ」から出した経済青春小説『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』がヒット中。 noteの連載はこちら→https://note.mu/hirotakai ツイッターアカウントはこちら→https://twitter.com/hiro_takai
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