コロナ禍でも「世界投資集中」インド「デジタル市場」陣取り合戦

執筆者:緒方麻也 2020年6月26日
エリア: アジア
インド経済のけん引役となるか(C)AFP=時事

 

「新型コロナウイルス感染拡大によるピンチをチャンスに変えていこう」――。

 3月末に全土封鎖(ロックダウン)に踏み切って以来、ナレンドラ・モディ首相が演説で繰り返してきたフレーズだ。

 昨年以来の経済減速も、今やすべて「新型コロナウイルスのせい」ということで言い訳が立つ。2020年度はマイナス成長が確実となっているが、まさにゼロからのスタート、あとはリカバーするだけだ。

 国内では危険度が高い地域でロックダウンを続ける一方、工場や商店などが相次ぎ再開し、航空便や鉄道の運行も徐々に正常化している。

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執筆者プロフィール
緒方麻也(おがたまや) ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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