大統領再選に「暗雲」仏統一地方選「マクロン与党惨敗」の理由

執筆者:広岡裕児 2020年7月10日
エリア: ヨーロッパ
最後はこの3人の争いだった(第2回投票2日前に行われたテレビ討論の模様。左から右派ダティ候補、現職イダルゴ市長、そして惨敗したマクロン与党ビュザン候補。イダルゴ氏ツイッターより)
 

 新型コロナウイルスで中断されていたフランスの地方統一市町村議会議員選挙が終わった。2022年の再選を目指すエマニュエル・マクロン大統領にとっては、政権の基盤を固める意味でも重要な選挙だった。しかし結果は、思いがけない惨敗だった。

 改めておさらいしておくと、フランスでは「市」「町」「村」の区別はなく、すべて「コミューン」と呼ばれる。また、首長と議員が別々に選ばれるのではなく、当選した議員の互選で首長(議長も兼任)が選ばれる。

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執筆者プロフィール
広岡裕児 1954年、川崎市生まれ。大阪外国語大学フランス語科卒。パリ第三大学(ソルボンヌ・ヌーベル)留学後、フランス在住。フリージャーナリストおよびシンクタンクの一員として、パリ郊外の自治体プロジェクトをはじめ、さまざまな業務・研究報告・通訳・翻訳に携わる。代表作に『エコノミストには絶対分からないEU危機』(文藝春秋社)、『皇族』(中央公論新社)、『EU騒乱―テロと右傾化の次に来るもの―』(新潮選書)ほか。
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