新型コロナウイルスで中断されていたフランスの地方統一市町村議会議員選挙が終わった。2022年の再選を目指すエマニュエル・マクロン大統領にとっては、政権の基盤を固める意味でも重要な選挙だった。しかし結果は、思いがけない惨敗だった。
改めておさらいしておくと、フランスでは「市」「町」「村」の区別はなく、すべて「コミューン」と呼ばれる。また、首長と議員が別々に選ばれるのではなく、当選した議員の互選で首長(議長も兼任)が選ばれる。
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