「グーグル」「フェイスブック」が巨額を投じる「インド版アリババ」の期待度

執筆者:緒方麻也 2020年7月29日
タグ: インド
エリア: アジア
リライアンス・グループ総帥のムケシュ・アンバニ氏(C)EPA=時事

 

 米「グーグル」のスンダル・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は7月13日、今後5~7年間で低料金インターネットや農村・企業の支援、医療・教育など、インドでの事業に100億ドル(約1兆560億円)を投資する「デジタル化ファンド」の設立を発表した。

「インドのデジタル経済の将来性に対する我々の確信の現れ」

 と語ったピチャイ氏がインド出身であるということを割り引いても、インドに対する同社の並々ならぬ期待を印象付けた。

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執筆者プロフィール
緒方麻也(おがたまや) ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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