導入目前「デジタル人民元」に出遅れ「デジタル円」でビジネスはどう変わるか

執筆者:中島真志 2020年8月13日
エリア: その他
 

 デジタルな通貨と言えば、つい最近まで仮想通貨「ビットコイン」や「フェイスブック」の「リブラ」などが注目を集めていたが、ここに来て一気に主役の座に躍り出た観があるのが「中央銀行デジタル通貨」(CBDC:Central Bank Digital Currency)である。海外でのCBDCの導入が間近に迫っており、日本でも足許で「デジタル円」の発行に向けた機運が急速に高まっている。

 ところが、日本においては、その投機性の高さから注目を集めたビットコインに比して、CBDCに対する関心はあまり高まっていない。CBDCの登場が、われわれの生活やビジネスにもたらすインパクトを思えば、その仕組みや今後の見通しについて理解しておく必要があるのではないか――そのように考えて、この度『アフター・ビットコイン2 仮想通貨vs.中央銀行――「デジタル通貨」の次なる覇者』(新潮社)という本を刊行した。

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執筆者プロフィール
中島真志 1958年生まれ。麗澤大学経済学部教授、早稲田大学非常勤講師、経済学博士。一橋大学を卒業後、日本銀行に入行。調査統計局、国際局、国際決済銀行(BIS)などを経て現職。決済分野を代表する有識者として、金融庁や全銀ネットの審議会などにも数多く参加している。主要著書として『アフター・ビットコイン』『SWIFTのすべて』『外為決済とCLS銀行』『入門 企業金融論』(以上単著)、『決済システムのすべて』『証券決済システムのすべて』『金融読本』(以上共著)など。最新刊の『アフター・ビットコイン2:仮想通貨 vs. 中央銀行』では、リブラや中銀デジタル通貨について取り上げている。
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