【特別連載】アフリカ開発会議「TICAD」誕生秘録
【特別連載】アフリカ開発会議「TICAD」誕生秘録 (6)

追求した「お土産なし」の開発理念

執筆者:白戸圭一 2020年8月22日
カテゴリ: 政治
エリア: アジア アフリカ
 
 
 

「アフリカ開発会議についてはアナウンスが先行してコンセプトが後追いしている状況だ」(小原武・外務省中近東アフリカ局長)

「本会議は真剣に考えれば考えるほど頭が痛くなる会議である。正直なところお土産は難しい」(橋本宏・外務省大臣官房審議官経済協力局担当)

「本会議は大変難しい会議になるのではないかというのが第一印象だ。アフリカ諸国は欧米諸国がアフリカ離れをする中で日本が本会議を開催することを喜んでいる。しかし、話のオチをどうつけるかが難しい。お土産については、参加して『良かった』という成果が必要である。下手をすると東京まで来て説教を受けて帰るということになり兼ねずかえって逆効果である」(原島秀毅・駐マダガスカル大使)

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執筆者プロフィール
白戸圭一 立命館大学国際関係学部教授。1970年生れ。立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。毎日新聞社の外信部、政治部、ヨハネスブルク支局、北米総局(ワシントン)などで勤務した後、三井物産戦略研究所を経て2018年4月より現職。著書に『ルポ 資源大陸アフリカ』(東洋経済新報社、日本ジャーナリスト会議賞受賞)、『日本人のためのアフリカ入門』(ちくま新書)、『ボコ・ハラム イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織』(新潮社)など。京都大学アフリカ地域研究資料センター特任教授、三井物産戦略研究所客員研究員を兼任。
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