「今回の会議は、アフリカ諸国とアフリカの開発パートナーとが、アフリカ開発の今後のあり方について真剣な政策対話を行う場を提供するものであります。
私は、こうした対話を通じて、自助努力に対するアフリカ諸国の確固たる意思が示され、また、それを支援する政治的コミットメントがアフリカの開発パートナーより示されることを強く期待したいと思います」
1993年10月5日午前8時半、東京都港区の高輪プリンスホテル(現グランドプリンスホテル高輪)で始まった第1回「アフリカ開発会議(TICAD)」の冒頭、基調演説に立った細川護熙首相(当時)は、この会議が援助金額を約束する「プレッジ(Pledge)会合」ではなく、「政策対話を行う場=インテレクチュアル(Intellectual)会合」であることを主催国代表として明言した。
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