「欧州最後の独裁者」アレクサンドル・ルカシェンコ・ベラルーシ大統領は、8月9日の大統領選後、不正選挙に反発する国民の抗議デモで最大の政権危機に陥った。「新憲法の制定後に権限を委譲する」と時間稼ぎをしているが、26年に及ぶ独裁政治への不満はかつてなく高まり、いずれ退陣は不可避だろう。
ベラルーシ情勢の最大の焦点は、ベラルーシを勢力圏とみなすロシアが2014年のウクライナ危機のように、武力介入するかどうかにある。
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