
「3本指」が学生たちの抗議のシンボルとなっている(C)AFP=時事
7月末から8月半ばにかけ、タイ王室では慶事が続いた。
7月28日はマハー・ワチュラロンコン10世王の68回目の、8月12日は現国王の母親であるシリキット王妃の88回目の誕生日である。2つの王室慶事を挟んで、タイ全土ではプラユット・チャンオチャ首相が文武百官に民間有力者を従え、さながら中世王朝絵巻のような煌びやかな祝賀行事を繰り広げた。
だが、その華やぎとは裏腹に、国内には不穏な空気が流れる。

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