共和党「上院多数党維持」を脅かすトランプ大統領の「ジョージア州共和党有力者」批判

執筆者:足立正彦 2020年12月9日
エリア: 北米
メラニア夫人とともにジョージア州に降り立ったトランプ大統領。どこか憔悴した表情にも見えるが……(C)AFP=時事
 

 ドナルド・トランプ大統領は12月5日、大統領選挙後初めてとなる国内の遊説先として、深南部(ディープサウス)のジョージア州を選んだ。

 同州では1カ月足らず先の1月5日に、同州選出上院議員選挙の2つの決選投票が予定されている。デビッド・パーデュー氏、ケリー・ロフラー氏という2人の共和党現職のいずれかが勝利を収めれば、1月3日に招集される第117議会(~2023年1月3日)で共和党は過半数を上回る51議席を確保することになり、引き続き上院での多数党の立場を維持することができるのである。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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